キルギスの歴史,自然,文化,政治について

キルギスについて|歴史自然生活

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キルギスの歴史

キルギス人と日本人

 

キルギス人

キルギス人と日本人はもともと同じ民族であって、魚が好きな人々が日本へ、羊の肉が好きな人々がキルギスへ行ったという話をキルギスでよく聞くことがあります。その話が本当かどうかは解明されていませんが、まんざら嘘でもないと思われるくらいに日本人とキルギス人はよく似た顔立ちをしています。
生まれたときに蒙古斑があるのも日本人とキルギス人の共通の特徴です。



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キルギス人のルーツとキルギス共和国について。

キルギス人は、古来は現在のキルギスの位置とは異なる南シベリアのエニセイ川の上流域で生活していました。(※エニセイとは、キルギス語で「母なる川」という意味です。)「契昆」や「契骨」といった名前で史記などの中国の書物に記されているのが、その当時のキルギス人だと言われています。目が青く色が白かったと言われていることから、現在の彼らの特徴を示すモンゴロイドではなく、コーカソイドだったと思われます。
彼らは「匈奴」や「突厥」・「回鶻」といった、中国の北西で勢力を持っていた騎馬民族に服属し、13世紀には、モンゴル帝国に服属することになります。
この時代の頃には、キルギス人は現在のキルギス共和国のある天山山脈まで移動し、人種もモンゴロイドになっていました。


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シルクロードの通り道にあったキルギスは、モンゴル帝国時代に西方からのイスラム教の影響を受けつつ、その後はロシア帝国の支配下にはいることになります。ソ連時代にはキルギス自治共和国となり、ロシア・ソ連時代にロシアの影響を大きく受けることになります。

キルギスの国旗ソ連邦崩壊とともに、キルギス共和国としてCIS諸国の一つとして独立し、現在に至っています。

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キルギスの自然

キルギスは国土の40%以上が海抜4千メートル以上に位置しています。

 

キルギスの山々

周囲の国々が乾燥地帯であるにもかかわらず、キルギスの気候は夏は乾燥し冬は比較的雨量も多く、地中海性気候に近い地域も見られます。高原地帯の山々と木々に囲まれた美しい自然を有するこの国は、「中央アジアのスイス」とも言われています。

イシク・クル湖についてまた、イシク・クル湖という琵琶湖の9倍もある湖があり、この湖の沿岸一帯はロシア・ソ連時代の政府高官の避暑地として、外国人の立ち入りが禁じられていました。現在でもキルギス人やロシア人・カザフ人の避暑地として人気のあるところで、観光地としての開発も進んでいます。

 

 

キルギスの自然について

 

雪豹について

キルギス国内の山岳地帯の中には、ほとんど人が踏み入れたことのないような場所が数多く存在し、稀少な高山植物が生い茂っていたり、マルコポーロ(※山羊の一種)や雪豹(ユキヒョウ)といった絶滅危惧種と言われるような珍しい動物が生息しています。山岳地帯には熊(クマ)や狼(オオカミ)も数多く生息しています。
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キルギスの生活

キルギスの今

 

伝統的なキルギスの移動式住居

現代のキルギスでは大部分が都市化されましたが、一部の人々は今でも昔ながらの牧畜生活を送っています。彼らはジュルトという移動式の家やボズュイというドーム型の伝統家屋に住み、広大な高原地帯で馬や羊の牧畜を行っています。ジュルトは、ロシアではユルタ(※ユルタの起源はトュルク語)、モンゴルではゲル・パオなどと呼ばれています。様々な文化の中で時代を過ごし続けてきたキルギスには、モンゴル・オスマントルコ・ロシア等の影響を様々に残しつつ独自の風習を代々受け継いできています。

ビシュケクについて首都のビシュケクは、旧ソ連の都市計画に基づいた整然とした街並みを残しており、工場やビルが立ち並んでいます。

キルギスの国語はキルギス語、公用語はロシア語です。様々な人種や民族が暮らしていますが、現在は約7割がキルギス系で、ウズベク系が約15%、ロシア系が約10%その他カザフ系や朝鮮系・トルコ系・タタール系等が生活しています。

食生活は肉食が中心で、昔は野菜を食べないという人もいました。野菜の代わりにビタミンやミネラルの補給に、様々な種類の乳製品を摂取していたそうです。
ロシア料理やウイグル料理をよく目にすることがありますが、羊の肉をつかった様々な郷土料理があり、羊の肉が好きな人達が作った国と言われることに違わず、大変美味な料理もあります。また、6月ごろには馬の乳から作った馬乳酒を手に入れることができます。

キルギスのフェルト羊の毛を利用したフェルトを大量に生産しており、独自の民族模様で彩られたフェルトを彼らの生活の様々なところで目にすることができます。
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